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Limited lover13










「ふぉー!!!!!サクサクカリカリ
中トロぉ……おいしい!さつまいも味」


「うまっ!!何これ!流石テレビで
やってただけあるね!!」


「次、チーズにする!!アンタは?進!」


「あー!!!!俺もチーズ!いや、クリームも捨てがたい」


「制覇よ。制覇するのよ!!」


「だね!!姉ちゃん!!!」


つくしは弟の進と共に広島の宮島に訪れていた。

目的は揚もみじだ。

ここ最近色々有り、ボーッと素うどんを
食べていたらテレビで県民熱愛とやっていた。


たまには、旅行に行きたいな


新幹線なら日帰り行けるかなー


「進ー」

早速弟に電話を掛けたらちょうど暇だと
じゃあ行こうよ!良いね!と二人でなって
遊びに来ていた


「姉ちゃんさ、いい人居ないの?」

「何よ、急に」

「母さんが見合いしないかって言ってたよ」

「見合いかぁ……」

つくしは温かいお茶をゆっくり飲む

「無理する必要はないと思うけどね」

「ありがとう。進は?彼女居んの?」

つくしが聞くと進が少し悩んでから

「好きな人はいる」

「は?!あんた、アタシといる場合じゃないじゃない!!」

思わず立ち上がったつくしに、進が慌てて
キョロキョロしながらつくしの手を下に引く

「姉ちゃん!!落ち着いて!!恥ずかしいから!!」

周りの視線に気づいたつくしも
ペコペコ頭を下げながらもう一度座った。


店内の簡易的な飲食スペースで食べながら
話していた二人は居続ける気にはなれず
出ようかと目で合図してから店を出た

「ごちそうさまでした」

「ありがとうございました!」

笑顔で返事してくれた店員さんに
思わず顔がほころぶ。

「よし、穴子飯を食べながら
話を聞こうじゃないか!!」

「姉ちゃんまだ食うのかよ?!」

「当たり前よ!!」

意気揚々とお店に向かって歩き出したその姿に
姉に春はまだまだ来そうに無いなと思いながら
進は後を追いかけた。

















「気を遣わせてるなー」

つくしは湯船に浸かりながら
今日の事を思いだし、気が付けば呟いていた。


「お見合い、受けようかな」

彼氏がいると言っても相手は1ヶ月の付き合い
遠慮していては婚期を逃してしまう。


「おい」

磨りガラスの向こうに大きな人影が映る

また来たのか

「何?」

つくしが返事すると同時に扉が乱暴に
開いた

「きゃ!!アンタ勝手に開けないでよ!!」

「今さら恥ずかしがるな、それよりお前今日居た男は誰だ」

「はぁ?!それ今聞くこと?!」

「今じゃなかったらいつ聞くんだよ!!」

「ていうか、何でアタシが今日進と居たこと
知ってるの?」

お互い自分の状況を忘れて話をする

「進……?それがあの男の名前か」

一段と低くなった声と
鋭さの増した瞳で睨まれたつくしは言い様の無い
恐怖を覚えた

「な、なに?なんなの?」

「お前言ったよな?俺と付き合うって」

これ、何か不味くない?

「とりあえず、部屋で待ってて。着替えて行くから」

「俺に見せられねえ身体にされたのか」

「違う!!ちょっ……んんッ!!」


荒々しく唇を塞がれ、息継ぎの仕方を忘れそうになる。

「まっ……やぁッ!!」


司自身も自分の気持ちを掴み損ねていた
ただ、つくしが男と居ると報告が来ただけで
イライラが収まらなかった。


つくしの身体を纏う水滴が司の着ている
上質なシャツを濡らす

「このままじゃ風邪引くな」

「だから……っ」

つくしが抗議の声をあげる前に
司がハンドルを捻りお湯を頭から被る

シュッとネクタイをとる様に
思わず見惚れた


「お仕置きだ」


その言葉と共に長い夜が始まった。




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