FC2ブログ

恋愛したい 15










「迷子ですか」


「………早い話がそうだね」


男性に案内してほしいと頼まれた店は
つくしが向かおうとしていたお店と同じで
じゃあ、お礼にタクシー代出しますから
乗りませんか?と言ったら

「狭いから嫌」

と何か訳のわからぬ事を言われて
二人は歩いていた。


この人見たことある気がするんだよな……
何だったかな……あと少し、ここまで出掛かってるんだけど


「……」

「何ですか?」

「仕事探してるの?」

えっ…あたし無職に見えてる?

「いえ、そういうわけでは」

「大学生でしょ?」

こんなイケメンもお世辞言うのね。
とつくしは思う

「恐れ入ります、私そんなに若くないんです」

「は?実は40とか」

極端かっ!!

「いや「まあいいや。興味ないし」

「そうですか………」

何だろう、あたし絶対イケメンと相性悪いよね
と、つくしは自分の上司を思い浮かべる


勝手にカウントされた司だった。












「牧野っ!!」

自分を呼ぶ声が聞こえてつくしは顔を上げた

副社長の声だ

つくしが辺りをキョロキョロしていると

「司?」

「類!お前らなんで一緒に居るんだよ?」

二人を見つけて、近寄ってきた
司の表情が険しくなる

「別に、理由は無いけど」

「は?なんだそりゃ」

「助けてもらったんです!!来る途中に絡まれてしまって……」

「だから言ったんだよ!!迎えに行くって!
たくっ鈍くせぇ女だなお前は」

ど、鈍くせぇ!?

「そんなことより、あれ何」

類が指差した先には何台かのパトカーと
数人の警察官の姿

「司、類、お!牧野秘書も一緒か
良かった」

「あきら、あれ何?」

「ん?あぁ、何かプロポーズ断られた男が
逆上してナイフ持って暴れたみたいなんだよ」

「また断った相手にびっくりだよな?司」

ニヤニヤしながら総二郎が司に話を振る

「なんで俺に言うんだよ」

「元婚約者の修羅場に立ち会った元婚約者
すげぇ修羅場だよな」


………婚約者

ズキッと胸が痛み
つくしは鞄を持つ手に力を込めた。


司はつくしの微かな異変に気付く


「牧野秘書、改めて今回の事謝罪したいんだ」

「謝罪?なんの事ですか?」

つくしがきょとんとした表情であきらを見る

「桜子の事だ」

「あぁ。気にしないでください!
美作専務、私は感謝しています
彼女を返してくれっていってももう返しませんからね!!」

「へ?あ、いや、それは構わねぇけど」

「それでは私はこれで失礼します」

つくしは全員に頭を下げると
その場から逃げようと一歩後ずさった

「待て、送ってく」

「へ?だ、大丈夫ですよ!!
気になさらないでください!!」

つくしが慌てて司に掴まれた
腕を振りほどこうとするが

「そうして貰ったら?
また絡まれるよ」

「類?そういや、二人は何で一緒に居たんだ?」

総二郎が聞くと

「何でもいいだろ」

一刀両断されてしまった


類?………類?…………あ

「花沢類?」

「何?」

「あー!!だから見たことあると思ったんだ!!
もう喉に小骨が刺さったみたいに気持ち悪かったんですよ!!」

つくしの言葉に

「今まで気づいてなかったんか……牧野秘書」

「それもまた凄いな」

「小骨?何か痛そう」

類が喉を抑えると

「例えですよ」とつくしが笑う


類はつくしの隣で自分を睨む親友を見る

「どうしたの?司」

「何でもねぇよ。牧野行くぞ」

司はそう言って強引につくしの腕を引いて
帰っていった




「牧野秘書変わったよな」

あきらの言葉に総二郎も頷く

「綺麗になったよな」

「恋をして変わったか?」

「そりゃ司だろ」

「確かにな」

二人が笑いあっていると

「俺、眠たい」

「来たばっかりじゃねえかよ!!
類!おい待て類!」

「ていうか、あいつなんで歩いてきたんだ?
店が移転したの伝えてたろ?」

「ああ?アイツ聞かずに切りやがったんだよ」

何とも彼らしい自由さに幼なじみ二人は
懐かしくなりながら
先に行ってしまった類を追いかけた








「副社長、聞きたいことがあるんです」

車に乗り込み、真剣な顔をしたつくしに
言われた司は遂に来たかと身構えた


「"私の事どう思ってます?"」って奴だよな

そんなの答えは決まってると思い

「どうした?」

彼女を見つめ返した


「私、何歳に見えますか?」

「「………」」

ん?なんだ今の質問

「私、何歳に見えますか?」

引っかけ問題か?

司は恋の駆け引きをしたことがない

「22とか23くらいか?」

気を使った

「……嬉しくない」

がっつりミスった


「……あれだ、お前の場合
顔もガキっぽいし体型もガキみたいだから
そう見えんだろ?良いじゃねえかフケて見えるより」


「………副社長のバカっ!!!歴史に残るようなダサい死にかたしちまえっ!!!」


「……な?!急になんだよ!!」

「……はい、もう口ききませーん」

つくしは司に背を向けて
その日は拗ねたままだった




━━━━━━━━━━━━━━━



ちょっと良いなと思ってる人からの言葉

ダメージはどれくらいあるのか




にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村







関連記事
スポンサーサイト

4 Comments

-  

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2018/11/06 (Tue) 06:18 | EDIT | REPLY |   

ch(つくしんぼ)  

タイトルなし


ス****様

坊っちゃんは好きだと自覚していますので
まさに今イライラした状態です(^^;

でもつくしちゃんは気づいてない!!

司くんの言葉に一喜一憂しながらも
まだまだ、恋愛とは遠いふたりですorz

一緒に暮らしてるのに
なぜ進展が無いのかと普通なら
もう付き合ってても可笑しくないのに!
と書きながら私は思っています←


そろそろ役者が揃うのでここから一気に
話が進めばなーと思います( 〃▽〃)


いつもありがとうございます!!

2018/11/07 (Wed) 00:11 | EDIT | REPLY |   

-  

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2018/11/07 (Wed) 17:22 | EDIT | REPLY |   

ch(つくしんぼ)  

タイトルなし


ひ****様

ありがとうございます(///ω///)

お、お恥ずかしい( ;∀;)
ありがとうございます!!
早速直しました💦💦💦

これからもよろしくお願いいたします!!

2018/11/07 (Wed) 17:32 | EDIT | REPLY |   

Leave a comment