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恋愛したい 13


キリ番2万踏んで下さったかた
よろしければリクエストお待ちしております(///ω///)♪










水城は自分の方が当然大事だったようで

あっさりと全ての事を話した。

全ては三条桜子に頼まれて
やったんだと



「アイツはクビだ」

西田も当然だと言うように頷いた

「お待ち下さい、副社長。
今回ご迷惑をお掛けしたことは
大変申し訳ありません。
助けていただいたことも感謝しています」

「牧野?」

自分を真っ直ぐと見つめて話をする
つくしに司は嫌な予感がする

「私は彼女を手放すつもりはありません」

「は?お前、バカなのか?」

「いえ、自分で言うのもなんですが
割りと賢いです」


「そう言う意味じゃねぇよ!!
ダメだ。聞けない」


「被害者は私です。
それに、両方の意見を聞かずに一方を切るのは
良くありません。水城の処分については
異論ありませんが、三条桜子は私の部下です」

司とつくし
両者一歩も譲らず無言の睨み合いが続く


「どうしてもダメだと言ったらどうする」

「会社を辞めます」

「………辞めてどうすんだよ」

「漁村にいる両親と共にワカメを捕って
暮らします」

「………俺が圧力かけたらどうする!」

「ワカメにですか?」

「「………」」

━━━━━━━━━━━





つくしが秘書室に入ろうとすると中から
声が聞こえる



「ねぇ、アンタってさ整形なんだって?」

「副社長の事好きって本当?笑えるんだけど」

「身の程を弁えなさいよ!!」

女3人に囲まれ、文句を言われる桜子の姿と
昨日までとは手のひらを返したように笑う男性達


「うちの会社は随分と暇なのね」

その声に桜子は顔を上げた

「美しさをお金で買って何が悪いの?」

「牧野さん……あ、水城さんのこと聞いてないんですか?!この女が騙したんですよ!」

「そう、どっちにしても彼は副社長から
退職を言い渡されていました。本人もこの会社に用はないと言っていましたが?」

つくしの言葉に3人は黙り混む

「整形のことも隠して騙すなんて詐欺よ!!あんまりだわ!!」

一人が桜子を睨みながら叫ぶ

「ねえ、それは僻み?」


「は……?」


つくしの言葉に場が凍りついた


「自分達がいくらお金を掛けても
美しくなれないからって
他の人間を貶めるのはお辞めなさい。みっともない」


「なにそれ……」

「ちょっと副社長のお気に入りだからって」

「調子のってんじゃないわよ!!」


女達は顔を歪ませ、男達は保身の為に影を潜める


「文句があるなら私より実力を
つけてから言ってくれる?ネイルや化粧、
男受けばかりを気にするくらい書類の誤字脱字にも気を付けて貰いたいとずっと思ってたの」

「なっ!!!」

「貴方達もよ?接待と言えば全て経費で落ちると
思っているようだけど、私が何も知らないと
思わないことね。」


急に話を振られた男共は青ざめて、
一人一人の顔を見て話すつくしの言葉に震えた



なぜ、自分達は彼女をバカにすることが
出来たのだろうか


「あ………あの」


「後の事は西田室長と相談して決めます。
桜子、行くわよ」

「え……」

つくしから突然言われた桜子は戸惑った

「貴方の教育係は私です。早く来なさい」


自分の足でしっかり立つ彼女の姿は
誰の目にも眩しく映る

そう、副社長に気に入られる必要が
彼女には無いのだ……

彼女が持つ人脈と、実力だけで
どこへ行こうとやっていける

自分達が到底足下にも及ばない人間だと
全員思い出していた。






「……どうしてですか?水城が
全部話したんでしょう?なんで」

「あたしを助けてくれたのも
あなたでしょ?」

つくしはそう言って桜子を見た

「ありがとう、お蔭で無傷」

えへへと笑う彼女を見て
桜子の瞳から涙が溢れた


「ごめんなさい……あたし、ごめんなさい……」

「もう良いから。早く行くわよ」


美作専務から話を聞いた時
この、牧野つくしを蹴落とし
彼女の立場を奪う気でいた。

しかし、奪う以前に道明寺司に
近付く事すら出来ず

ならばと彼女を敵対視する水城を手始めに
落とし、本人が辞めたくなるように
仕向けようとした

だけど、側に居れば嫌でもこの女の凄さが解る

男女の関係としてではなく
優秀な秘書として側に置かれているのだと
すぐに解った。

予想外だったのは、彼が……道明寺司が
彼女を好きだった事だ

徹底的にやるつもりだった。

確かに二度と彼の前に出れない姿に
してやろうと思ったのに


最後の最後に出来なかった。


なんて情けない………



「桜子?」


つくしが心配そうに桜子を覗き込む


「いえ、何でもありません」

20年以上前
彼にブスだと言われ、それが原因で苛められた
整形した身体と顔全く覚えていない所か
下らない事と言われたのは腹正しいが


「私、あなたには期待してるから
美作専務が返してくれっていうくらい
優秀な秘書になってもらうつもりよ。
牧野つくしの秘密道具!違うな……なんだっけ」

「普通に懐刀で良くありませんか?」

「もっとカッコいい言い方無いかしら?」

もう、良い…………

この人について行く。

このどこまでもお人好しな上司についていく

彼女の為に私は変わる


桜子がそう決意すると

"副社長室"と書かれたプレート貼られた部屋の
前に辿り着いた。


「安心して、貴方は私が守るから」


「はい。信じています」


貴方に何かあれば次は私が守る番です



つくしが何よりも強い武器を
手に入れた瞬間だった。









━━━━道明寺HD NY本社


「どうなって居るのかしら西田」

『申し訳ありません』

「前回、司の見合い話を出した時
あの子は牧野と付き合っていると言わなかった?」

『………申し訳ありません』

西田は楓に二人は恋をするらしい
もう少し待って貰えないかとうっかり
話してしまっていた。

うっかりですよ。うっかり。いや本当に


「言い訳は無用です。何のために
家曳きまでしたと思ってるの?」

『やはり社長でしたか……』

つくしがアパートを借りた不動産会社に
問い合わせようとしたら既に無くなっていたし、近隣住民の人達は頑なに口を割らなかった。

唯一、司だけが

『塗装を塗り直しただけであの新しいアパートが
アイツが住んでたものに間違いないな。
誰がやったか調べとけ』と気付いていたが



「社長、司様と牧野さんをどうするおつもりですか?」


「西田、息子が欲しがるものは全て与えてやりたいのが母親よ。小さい頃寂しい思いをさせてしまったからあの子が望むなら何がなんでも牧野を手に入れるわ。そのつもりで準備を進めなさい」


『……』

「返事は」

『畏まりました』

西田がそう言ったのと同時に通話が切れた


「恋をすることで、良い傾向が見えてきているから、お見合いはあと少し待たれては如何でしょうか?と言ったのがなぜ、こんなことに……」








━━━━━━━━━━━━━━━━━━━










楓さんは今回息子に激甘な母親です。


*家曳き

建物事動かす手法
家の中に家具があっても大丈夫らしいです

道明寺家なら2日でやってのけそうなので(^-^)/

壊さず消した………というより、動かした(-_-;)








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