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イタズラしたくてNY









まぁ、なんだ、こんな事企画するのは
やっぱりいつものメンバーなわけで


「快晴!快晴!なぁ!牧野!」

「いやー今日は絶対良い1日なる!
なぁ!牧野?」

「牧野?」

「誰でも良い。誰でも良いから
その顔形変わるまで殴らせてくんない?」

「「「司でやれ」」」

「アイツは今回無関係でしょうが!!」


一昨日、バイト帰りに突然黒塗りの車が
横に止まり、あら懐かしい……3年前にも
とか思ってたらドアが開いて車に引きずり込まれた


とっさに頭を下げれずおでこに名前解んないけど
あの何か枠みたいな部分がぶつかったアタシは
気を失った。

気付いたらNYに連れてこられていた。


「しかし、司連絡つかねーな」

「邸行こうぜ。確実だろ」

「あんたは行かないの?」

「いくわよ!!こんな所放り出されたら
死んじゃう!!」

街はハロウィン一色


さぁ、どんなイタズラ仕掛けようか?





「なんだあのカボチャ」

司は会社から出てリムジンに乗り込む時に
一瞬だけ視界の端に映ったオレンジ色の
カボチャが気になった


「ジャック.オー.ランタンの仮装かと」

秘書の言葉に司は興味無さげにふうんっと
言った後、もう一度窓の外を見る

「注意してきますか?」

「いや、良い。後で菓子でも持たせて
配らせとけ」


日本に残してきた彼女ならお菓子が配られたら
目を輝かせて喜ぶだろう

「確かうちが新しく作ったお菓子があったろ?
あれなんか宣伝に良いんじゃないのか?」

「流石です。早速手配致します。」








「とんでもない目にあったぜ!!!」

カボチャの被り物を脱ぎながら

総二郎が抗議の声をあげた


「お前、菓子配らさせられてな」

あきらが笑いながら言う

「この寒空で2時間だぞ!!」

「でも謝礼貰ったんでしょ?」

類が言うと

「ああ、貰った。まさかハロウィンに
初めて金を稼ぐ事になろうとは」


「次は俺か。総二郎見た後だから
こえーな………」

あきらはそう言ってカボチャを被った






「なんだ、あいつまた居るぞ?」


司は信号待ちする車の中から再び発見した

「……職が無いのもしれませんね」

秘書の言葉につくしなら
きっと助けるだろうと思った司は

「アイツにバルーンを配らせろ。そうだな…
持ち手にキャンディもつけよう」

「畏まりました。今日はハロウィンですしね」

「そうだな……よし、教会や修道院に行かせて
子供たちを喜ばせてやれ。費用は全て俺が持つ」

「よろしいのですか?」

「ああ。こういう使い方ならきっと
アイツも誉めてくれるはずだ」


今日は何故か彼女を近くに感じる

司はそう言って目を閉じると
愛しい彼女の笑顔が
瞼の裏に浮かんだ。





「あ、ありえん………」

あきらがフラフラになって戻ってきた

「お疲れ様。どうだったよ?」

総二郎が衣装を脱ぐあきらの前に
コーヒーを置いた

「椿姉ちゃん実は司にバラしてんじゃねーのか!?」

「良いじゃないよ!!道明寺が良いことしてるんだから!」

つくしはそう言ってから「謝礼はいくらだった?」と目を輝かせる

「俺は300ドルだった。」

総二郎が言うと、

「500ドルだな」

「3万に5万(正確にはもう少し高い)
次!アタシ!アタシ行く!!」

「お前な、バイトしに来たんじゃねーんだぞ」

「司から金貰うとか屈辱………」

「美作さん早く脱いでよ!!」

つくしがあきらから
衣装を剥ぎ取ろうとしていると

「次は俺だね」

そう言って、類がカボチャを被った。







「あいつ音楽家だったのか」

にしても何故だ?
バイオリンの音色は懐かしいのに
類とつくしを思い出す。


「クソッ!せっかくいい気分だったのに」

司が演奏を止めようと
カボチャに近付くと、彼が司に気付いて
手紙を差し出す

「……あ?俺に?」

司が手紙を開くと

お世辞にもキレイとは言えない字で
"ありがとう"の言葉と似顔絵が描かれていた。

「天使か………さんきゅ、カボチャ」

司はそう言うと財布を取り出し
お札を数枚バイオリンのケースに入れた。

「happyhloween」

類は司の背を見送りながら呟くと
椿から聞いていたスケジュールを
思い出す。


しかし、これじゃクリスマスみたいだな
と苦笑しながら、3人との待ち合わせ場所に
向かった。









司は椿から呼び出されて邸に戻っていた

「いきなり何なんだよ姉ちゃん」

「「「TrickorTreat!!」」」

「おまえら……何やってんだよ!!
牧野はどうした?! 」

「久しぶりに会って一言目がそれかよ……」

「俺らの価値って」

「司、イタズラして良い?」

三者三様に言葉が並ぶ

「牧野なら大丈夫だよ、滋と桜子に
任せてるし、お前どうせSPつけてんだろ?」

あきらは説得するのが大変で結局椿にお願いした時のことを思い出しながら言う

「当たり前だろ!あんな落ち着きねえ女
野放しに出来かっよ!!」

「……それもそれで可哀想だな牧野」

「司、それより着替えてきたら?」

類がメイドの持ってきたクッキーを食べながら
そう言うと、司もそうだなと言って
自室へと向かった





「賭けようぜ
部屋から戻ってくるかどうか」

「「来ない」」

あきらと類の声が重なる


「だよな。よし、酒でも飲んで待つか」

「明日の朝まで?勘弁してよ。俺は寝る」

「確かに司なら朝まで出てこねーな」

3人は笑っていると、メイドが椿様から
お預かりしておりますと言って持ってきた
お酒をグラスに注ぐ

「お礼ってか、姉ちゃん流石だな」

3人はグラスをカチンと合わせた

「「「HappyHalloween」」」








司の部屋のベッドに
ブルーのドレスに身を包んだつくしが
眠っていて、彼は驚きから一瞬心臓が
止まったような錯覚を起こしたが
すぐに親友達に感謝した


眠り姫の仮装か…………



「おい、起きろよ。起きねーとイタズラするぞ」




まぁ、起きたら起きたでイタズラするのだけど








fin

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皆さんに誉めてもらって
木に上ったから書いちゃいました←
(調子に乗ったとも言う)
ありがとうございます(*≧∀≦*)







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