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恋愛したい9












「恋ねぇ……」

あきらはグラスを傾けながら
しみじみと呟く

つくしは今日はメープルに泊まると言って
自室へと早々に戻っていた。



「あの人さ毎回俺らを驚かすよな」

総二郎はあきらを見ながら言う

「だから、お前らもうアイツに関わるな」

司の言葉に二人が抗議する

「なんだそりゃ!お前の女に何かするほど
困っちゃねーよ」

「そうだぞ、司。俺らはお前の兄として
この恋を見届ける義務がある」


「俺に兄貴はいねえ!!
良いか?!俺様がダメだっつったらダメなんだよ!!」

「……こりゃ恋止まりにされるわけだよ」

「だな」

司の剣幕に解った解ったと
頷きながら、とりあえず親友に一足早い
春がやって来た事が二人には嬉しかった。







「今日からお世話になります。三条桜子です
牧野先輩ご指導よろしくお願いいたします」

美作さんからの紹介で新たに
入ってきた女性はお人形さんかと思うほど
綺麗な女の子だった。

「牧野です。よろしくお願いします」





「あ?何で女なんだよ?」

司はそう言って西田を睨む

「美作様からのご紹介です」

「チッあの野郎っ!!!はぁ……牧野は?」

「しばらくは彼女の指導に当たって頂くため
用事があれば、私にお申し付けください」

「よし、解った。とりあえず牧野呼べ」

「……しばらくは、彼女の指導に当たって頂くため用事があれば、私にお申し付けください」

「?解った。西田、牧野呼べ」

「……しばらくは」




西田が同じ説明を何度も繰り返している頃


「三条さん、貴方飲み込み早いわね。
さすがは美作専務のご紹介だわ」

「ありがとうございます!牧野先輩
私、今とっても幸せです!憧れの牧野先輩と働けて!!」

「憧れ?私が?あはは、ありがとう。
お世辞でも嬉しい」

「本当ですよ!!副社長に仕える女性秘書が
とっても有能だと言うことは
誰もが知ってますもの!」

「三条さん………」

「桜子とお呼びください」

可愛い子………
こういう子ならきっと男性も
嬉しいんだろうな

つくしが桜子の笑顔に癒されている時


プルルル……

「はい、秘書課の牧野です」

『5秒で来い』

ツーツーツー

つくしは暫し受話器を眺めて固まる


「どうなさったんですか?」

桜子がその姿を心配そうに見つめ
つくしはふぅ……と息を吐いた


「お呼び出しです。行きましょう」

「副社長に会えるんですね!!」

嬉しそうに笑う桜子を見て
つくしも自然と笑っていた






「牧野だけでいい」

明らかに怒っている司の雰囲気に
桜子はビクッとする。

隣に立つつくしの表情は
西田同様眉一つ動かない

流石は3年も秘書として
側に置かれているだけあると桜子は思う


「聞こえなかったか?西田、牧野と二人にしろ」

「畏まりました。
三条さん、後でもう1度参りましょう」

「でもっ……」

「私なら大丈夫です。」


つくしは、こういう時は何か面白そうな
新しい仕事を提案すれば怒りが治まるが
今はマレーシアとサウジアラビアの方で手一杯だ
どうしようかと考える。

西田と桜子が出ていったのを見てから
司が立ち上がり、扉に近付き鍵をかけた


………は?

「牧野、俺の機嫌治せよ。お前は
新人が働きやすい職場にしてやる義務があるだろ?」


これはっ……まずい!!
つくしは近寄る司から逃げるように
後退る。

背中に壁が当たり、追い詰められた

司はそのままつくしの顔の横で片方の手をつき

もう片方の手で彼女の頬に掛かる髪を
耳にかけてやる


ふぇ、フェロモンヤバい………

「牧野」

「副社長………勤務中は」

「黙れ」


そう言って司に唇を塞がれ
そのキスの深さに足が震えだすと
いつの間にかつくしの身体を支えるように
抱き締められていた。

「ドキドキしたろ?」

耳元で、囁かれて素直に頷く


「とりあえず家が決まるまで
俺のペントハウスに来い。良いな?」


この言い方は命令されているのだと
つくしは思う。


「………わかりました」

良い子だと言ってつくしの頭を撫でると

「三条はここに近付けるな。用事があれば
お前か西田を呼ぶ。」

「三条さんは美作専務からのご紹介です。
信用出来ると思いますが」

「決定事項だ。口を出すな」

「………畏まりました」






つくしが出ていった後
司は昨夜の会話を思い出す。


『類についてた女秘書が辞めたらしいんだよ。
牧野秘書を少しだけ貸してやるとか無理か?』

あきらの言葉に司は

『付き合ってる女を何で類のとこに
やるんだよ』

『だからだろ?色目は使わねーし、
仕事は真面目、しかもかなり優秀だ。
司のとこには代わりの女紹介しとくから』

『四六時中ベッタリよりは絶対良いって!
な?親友を助けると思ってだな』

総二郎もあきらを援護をする

『ダメだ。だったらあきらの言う女を
類に紹介してやれよ。』

『いや、類とは気が合わねえような気がするんだよ……本人もだな』

『とにかく、牧野はダメだ』


『ま、恋人じゃなくても優秀な女だもんな
牧野秘書』

『解ってんじゃねえか総二郎』

『とにかく1度牧野秘書にも聞いてみてくれよ』

『しつこいぞ!!』




結局司はそのまま怒って帰ったが
三条桜子は既に紹介された後だったらしく
ここにやって来た。


「ふざけやがって」

とりあえず、一緒に住むことは
約束させたが、当面あいつらとの接触は禁止だな


あきらの言いたいことは解る
そっちに気がいってミスを招くことも
あるからだ。

牧野だって良い経験になるだろう


別に類に会ったからどうこうとは
思わないが万が一がある。

類が惚れなくても牧野が惚れたらアウトだ


こんな事を考えている時点で自分はもう
彼女が好きなんだと認めざる負えない


「俺が落ちてどうすんだよ………」



━━━━━━━━━━━━━








坊っちゃんがからかいモードから
本気になったようです(^^;

暴走モード突入?

家のなぞはまだまだです(^^;




明日の10話はお休み致します(-_-;)




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8 Comments

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2018/10/30 (Tue) 01:13 | EDIT | REPLY |   

ch(つくしんぼ)  

タイトルなし


A****様

たまにありますよね(´;ω;`)

何か今この二人迷走中です(^^;

桜子登場しました!(*´∇`*)
これをきっかけに良い感じになって
くれたら良いんですが自覚する前に
そろそろ登場して頂こうかなと……←

2018/10/30 (Tue) 01:18 | EDIT | REPLY |   

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2018/10/30 (Tue) 06:11 | EDIT | REPLY |   

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2018/10/30 (Tue) 07:30 | EDIT | REPLY |   

ch(つくしんぼ)  

タイトルなし


悠*様

ストックしてるやつ何かを
イエーイって公開してたんですが
今回は二つしか無いです(^^;

2018/10/30 (Tue) 09:08 | EDIT | REPLY |   

ch(つくしんぼ)  

タイトルなし


ス******様


これからどうなっていくんでしょう!
ひとまず、プライベートは一緒の時間を
確保しました(*´∇`*)✨

坊っちゃん&つくしちゃん
きちんとあまい雰囲気になれるんでしょうか(^^;

ライバル登場です!!

この二人は単純に困ってるみたいだから
頼むよ的なノリです!(*≧∀≦*)


もう少し早かったら
送り出してしまってたかもです(^^;



面白いかは解らないですが、更新予定です(*≧∀≦*)

2018/10/30 (Tue) 09:15 | EDIT | REPLY |   

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2018/10/30 (Tue) 21:18 | EDIT | REPLY |   

ch(つくしんぼ)  

は、はい!


白*****様

嬉しいお言葉ありがとうございます(*´∇`*)
私でよければよろしくお願いいたします!(*´∇`*)

2018/10/30 (Tue) 21:21 | EDIT | REPLY |   

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