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恋愛したい 4














副社長は女たちが彼女と名乗っても
ほったらかしにしていた時期がある
挨拶されたから微笑み返しただけで
勘違いされていて、ゴシップを止めるのに苦労した。

『害虫を一匹一匹駆除するのは手間だ
まとめて消した方が早い』

言ってることは解らんでもないが

誰が始末してると思ってんだ!!
と当時はイライラしたものだ



その頃に比べたら可愛いものよね


女が乗り込んでくるなど


「3番目の方ですね」

朝から会社に乗り込んで来た
女につくしが言う

「……3番?」

「あぁ、お気になさらず。
製造ナンバーのようなものです。
しかし、皆様よく似ておられます」

そう言って、応接室へ案内する。

「皆様、姉妹かよ!と思うほど似てるんですよ
こういうの親子丼って言うんでしたっけ?」

そう、どういう基準で選ぶのかは
知らないが、黒髪ロングのストレート
姉である椿様に似た方を選んでいるのだろうか?

副社長に女の噂が無いのも変な噂が出て
それはそれで困る。

そこでつくしは思い出す。

そうだ。忘れていたが
当時、女の影がなかった副社長は
パーティーで私をパートナーにしていた

それをマスコミが面白おかしく書いた。

どこでバレたのか住所を知られて
嫌がらせの嵐

掲載したところがスッゴいタチの悪い
雑誌で、つくしは引っ越しを余儀なくされた

何度雑誌を止めようとしても間に合わず

副社長の怒りは相当のものだった。

そこで副社長に適当な人数と付き合わせて
噂を消させましょうと言う話になり
社長から指示が下りた。

結局、社長がご用意された
女性をパーティーに紛れ込ませ
女性から副社長に声をかけて
お付き合いをされたのだ

誰か一人でもヒットして結婚してくれたら
という願い虚しくここまで来た。


当時は副社長に出来た恋人に
もうパーティー行かなくて良いんだ!!と
喜んだが、結局パーティーは私が毎回連れ出された。

意味無い!!!!と思ったが
付き合って無い、これは仕事なんだと
記者達に解らせるために副社長はこのスタンスを
貫いたんだと思う。

仕事に関しては私も尊敬している
そうじゃなかったら3年もやっていける
相手ではなかった。

だけど、好きなわけじゃない
恋がしたいだけだ
その先を求めるならもっと現実味(リアリティー)のある人間を選ぶ。

恋だから、憧れの方と……みたいな
少女漫画のような恋愛を夢見た


副社長に憧れていたかと
言われたら、それもまた違うのだけれど



女はつくしの言葉に絶句しながらも
黙り混んだつくしに負けじと言い返す

「………あんたは?あんたは何番目なわけ?」

隣に立つ女性の声にハッとする

「副社長は自分より賢い女には
興味がありませんからご安心ください。」


つくしが笑って言うと3号の顔がひきつる

「サラッとバカにしたわね」

「……とんでもない。ネジ抜けてんなって女性が好みなのは自由ですから」

そう!結構たくさん良い女居たのに
選んだのはちょっとめんどくさそうな女達

西田さんと二人で万が一の時の対策を
話し合った記憶がある。


つくしは完全に忘れていた。
自分が話してる相手の立場を

「ネジなんか抜けてないわよ!!」

「?どうされたんですか?」

「……あんたじゃ話になんない!!」

「……?あ!そうだ!凄いんですよ!
バストが同じなんですよ!!全員D75です!
皆さんに下着を贈った事があります私」

あれはクリスマスだったか
副社長に聞いたら、お前に任せると
言われたからだ

実用性があるものを贈るかと下着を贈った



女の顔が真っ青になる

「あんただったの?」

「はい。副社長は捕まえてくるだけで
世話が出来ないものですから。」

「………」

「副社長に会われますか?
ただ、自己紹介をお願いします」

「なにそれ」

「副社長は付き合ってる女性の顔を
覚えてないのです。付き合う相手の気が知れません」

「……」

女はここに、私たちは愛し合ってたのよ!と
あんたが邪魔したんでしょ!と言うつもりで来た


「貴方、司様の事嫌いでしょ」

「最近、御本人にも言われました。
以心伝心ですか?!」

ダメだ!!嬉しくない!!と3号は思う

あんなに彼が好きだったのに
何かが一気に冷めていく


「……帰る」

「そうですか。後日、第一秘書の西田が
弁護士と共にお伺いしますので」

他言無用
マスコミにネタを売らないなど
色々あるのだ。



「分かったわ」

そう言って女は帰っていった。








「女が乗り込んで来たって?」

司が聞くと、書類を取りに来たつくしが
「はい」と返事する

「悪かったな。苦労かけて」

「仕方ないです。上司が上司ですから」

よいしょっと言いながらファイルを置く

「……一応言っとくが俺はアイツらとは
深い関係では無かった」

「そんな事より、こちらの案件なんですが」


……そんな事よりだと?


司は立ち上がると
話をするつくしの腕を掴む

「何ですか?」

「こっち来い」

「手を離してもらえますか」

つくしは戦う気か?と掴まえられていた
腕をさする

「キスしよう」

「は?」

司からの突然の言葉に
つくしが驚いて何度も瞬きを繰り返す

「お前はまず俺を男として見てねえだろ」

たっぷりと悩んで答えた

「……………そんな事は、ない、かと」

「しどろもどろじゃねえかよ!!
失礼な女だな」

「私は身体的スキンシップは好きな人と
したいんです」

「やっぱり好きじゃ無いじゃねえかよ俺の事」

「それとこれとはまた別です!」

「恋するんだろ?」

「……う」

「来い」

勤務中になんてヤツだと思うが

「罪悪感は恋愛の良いスパイスになるらしい」

司はそう言ってつくしの腰を抱き
彼女の顎を上げる

「確かに、ドキドキします」

「静かにしろ」

そう言って顔を近付けようとした瞬間

コンコンコンとノック音が聞こえた

「ヤバい!!ヤバいです!!」

その音にパニックを起こした
つくしが暴れだす

「バカ!!暴れるな!うわっ!危ない!!!!」




「失礼します」

入ってきた西田は持っていた書類の束を
思わず落とした

目の前には司に押し倒されているつくしの姿

「つ、司、様………」


「一応言う。違うからな」


つくしは「最悪だ」と呟いた。


「いや、俺の台詞だろそれ」



━━━━━━━━━━━━━━









恋愛って……難しいですね






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4 Comments

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2018/10/25 (Thu) 00:36 | EDIT | REPLY |   

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2018/10/25 (Thu) 06:14 | EDIT | REPLY |   

ch(つくしんぼ)  

タイトルなし


A***様

どうなって行きますかねこの二人(*≧∀≦*)

安定の鈍感具合です(*´∇`*)←

つくしちゃんはシンデレラバストですもんね(*≧∀≦*)

大丈夫……きっと、好きになるはず!です←

2018/10/25 (Thu) 07:50 | EDIT | REPLY |   

ch(つくしんぼ)  

タイトルなし


ス*****様

最早仕事が忙しいから
つくしちゃんも大分やけっぱちです(^^;

攻撃したつもりは本人には皆無………多分!←

いやいや!!つくしちゃんは忘れるくらいだから
そんなに気にしてない!司坊っちゃんは単純にマスコミのせいで仕事の邪魔と記事を止めれず好き勝手やられてイラついてたくらいですね(^^;(この辺りは追々書いていきます!多分)


副社長はわりと真摯に秘書の悩みに
向き合ってますが、つくしちゃんが????状態
アクション起こせばハプニングに変わる!!

まだまだ、甘いのは遠そうです(-_-;)

2018/10/25 (Thu) 07:59 | EDIT | REPLY |   

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