FC2ブログ

恋愛したい 3












━━━━━━━━━━


あれからすぐに向こうの大使館に連絡をとり
捜査してもらい、何とか事なきを得た


予想外の奇襲だったらしく
組織の人間もボスを含めて簡単に捕まった



「ふぅー………しかし、助かったな。
牧野のダチに礼を言っといてくれ」

司は椅子に深く座り込み、目と目の間を軽く揉む

「はい、おかげで大事にならずに済みましたからね……副社長、コーヒーです」

つくしはそう言って司にコーヒーを置いた後
西田の元にもコーヒーを置く

「牧野さん復帰早々、申し訳ありません。
体調は大丈夫ですか?」

西田の言葉にそう言えば
コイツ頭打ったんだっけかと思い出す。


「お前って飲酒運転の事故に巻き込まれたんだろ?」

「そうです」

「今更だがもっと休まなくて良かったのか」

「夢に出てくるんです。」

つくしが司を見て言う

「俺が?」

「鉢植え貰ったときには出てきました」

「お前やっぱり俺が嫌いだろ」

「自分のデスクにどんどん、どんどん仕事が溜まっていくんです。仕事が終わらない……家に帰れない……会社で……」

「分かった。聞いた俺が悪かった。
西田新しい男の秘書を手配してくれ」

「お言葉ですが、副社長。
牧野さんの負担を減らすなら女性秘書が必要です。それともパーティーにお付き合いされてる方をパートナーにされますか?」

「うっ………」

今まで大事な場面では必ず牧野を
パートナーにしてきた

自分は特別だと勘違いされたくないからだ


「………とりあえず、全員別れる。
男で牧野の仕事を任せれる奴を探し出せ」

「畏まりました」

「新人指導が追加された………」


仕事が増えた瞬間だった。








「副社長!?その顔どうしたんですか!!」

翌朝、顔に四角いガーゼを着けた司が
西田と共に出勤してきた。

「あ?昨日西田に連絡させて
女全員集めて別れるって言ったら殴られた」

「あちゃー。困りましたねぇ…
今日は確か会食が夜に一件」

「あきらだろ?アイツなら大丈夫だ」

「畏まりました。しかし、どうして急に」

つくしの言葉に書類に目を通していた司が
顔を上げる

「お前、俺が初恋になるんだろ?だったら
不味いだろ」

「別に付き合ってる訳じゃないんだから
良いんじゃないですか?」

「…………」

「ん?え、付き合ってはないですよね?」

「………何かややこしいぞ」

「恋して良いですか?って言ったんです。」

「「…………」」

「すいま……せん?」

つくしはどこで話が食い違ったかを
考えたがまあいいかと考えるのを放棄する。


「いや、良い。どうせ別れるつもりだったし」

別に好きだった訳じゃない
言い寄ってくる女の中から何人か遊び相手に
しようとしていただけだ。

結局、誰ともそうならなかったが。

「お詫びに、私の事故の詳細をお話します」

「いらねえよ」


「あの日私は自転車に乗っていました。
自転車の名はセバスチャン.セバスチャン」


「初っぱなからぶっこんでくるな」


「一時停止を無視した車が
私の目の前でどこかの家の塀に突っ込んだんです」

「……お前よく生きてたな」


「車とはぶつかっていません」


「じゃあ、どうして?」


「それにびっくりして自転車から変な
転け方して頭部を強打しました」


「………大変だったな。色々」


「はい、生きてて良かったです」


「死にかけたくらいだから相当だろ」


「私の場合はきっと気持ちの問題だったんだと思います。現に気力で戻ってきましたから」


「……そんなもんなのか」


「あくまでも、私の場合はです」


よく分からないが
司は自分の秘書が強いと言うことは分かった







「司、お前どうしたその顔」


あきらが口許に手を当ててこりゃ酷いと呟く


「女と別れたんだよ」


「へえ、急にどうした?」


「煩わしくなっただけだ」


「ふーん。まぁ、お前元々淡白だしな
相性が良い女居なかったのか?」


「……さぁ、全員一回もヤってねえし
後は秘書に任せきりだったからな」


「一回も?!何して出来た彼女だよ!!」


「食事、後は部屋に送っただけだ。
顔見てたらその気になれねえんだよ」


女の粗ばかりが見えてきて
コイツならと思っても最後には
そんな気持ちが消え失せている。


そう言えば、牧野と食事したのは
結構楽しかったなと司は思う


「お前最後にしたのいつだよ?」


「……もう覚えてねえよ」


噂だってある程度そう言うものがないと
母親が煩かったからだ。


「恐ろしいヤツだな」

あきらがそう言って笑うと
司がうるせえよと拗ねる


「そういや、類がパリから
戻って来るぞ」


教えられた情報に司の顔が明るくなる


「お、遂にか!!何年居たんだ?」


「確か、3年?だな」


「何にしてもまた4人で会えるな」


「本当にな!!にしても、俺らも年取ったよなあ。
お見合い話が持ち上がってるよ」


司はどこも似たようなもんかと
思いながら話を聞く


「司は?どうなんだよ?」


「断ってる。政略結婚なんかするかよ」


「お前は昔からそう言ってたな」


「あぁ。今じゃ社長も何も言って来ねえし」


「あの子は?牧野秘書。女の秘書で長く続いてる貴重な人材。お前にはあんな子があってるんじゃないのか?」


そこで司は持っていたお猪口を落としかけた


「アイツは秘書だ」


「………知ってる。だから聞いたんだろ?」


あきらが怪訝そうに司を見る


「…ねぇよ。近い女には手を出さない」


……多分


「まぁな。女遊びの暗黙のルールだよな」


「あぁ」


そうだ。牧野が望むのは恋をする事だけ


それ以上は無い。


━━━━━━━━━













5人もいた意味よ←

次でまたひっくり返すかもしれませんが←



自転車の名前は私の自転車が
友達からそう呼ばれてました。

なんでだったんだろ








にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村
















関連記事
スポンサーサイト

2 Comments

-  

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2018/10/24 (Wed) 06:15 | EDIT | REPLY |   

ch(つくしんぼ)  

タイトルなし


ス*****様


元々少し気になってた所にこの状況(^^;
だけど全然落ちてこない!笑

身体の関係は簡単に持たないけど
女性の扱い方は解ってます!
10代とは違います(*´∇`*)

若かりし頃のノリとは恐ろしい←


坊っちゃんは告白された認識
つくしちゃんは恋する"許可"をとっただけ←


深く考えずに書いた数字が皆さんを悩ませているorz
申し訳ないです(-_-;)

2018/10/24 (Wed) 19:21 | EDIT | REPLY |   

Leave a comment