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Revival 25















「西田はどうした?」

司は朝、迎えに来た秘書に聞く

「……昨日付けで退職なされました」

「…ババアか」

「……」

無言の肯定

一気に手を回して来やがったな。

だからって何でアイツがクビになるんだよ


司はそこでつくしに電話をかける

どうせ、バレてるんだ

今さら隠しても仕方ない。

「もしもし、牧野か?お前今どこにいる」









ルリは回転イスに座ってくるくる回りながら


「父さん倒産!どうだ?面白いか?」

「……あんた母さんじゃん」

そこじゃねえだろ。と思う秘書達


「副社長どうなされるんですか?!」

取り乱す秘書を片手で制すと
ルリは椅子に深く座り直してから
手と足を組み、鋭さの増した声で



「焦っても事情は変わらない。
お手並み拝見といこうじゃないか」


そう言って浮かべた微笑みは
冷ややかで側に居た秘書たちは
ゴクリと唾をのんだ


「類」

「はい、何でしょうか」

「あきらや総二郎の所へ行ってやれ
こっちは私で一人で充分だ」


「……」

類は役に立たないと言われた気分になる

「お前が思ってる通り、と言いたいが
今日、日本に来るんだよ。つくしちゃんや司が知っていれば空港に来るはずだ」


「久我山会長とその孫娘だっけ」


「そうだ。道明寺HDには櫻河会長の孫娘も
居たろ」

ルリの言葉に類は驚く


「それって………」

「これくらい予想してさ。
長い付き合いだからね」

「ありがとうございます」

「行きなさい。久我山会長は私にとっても大切な方だ。粗相の無いように」


類はもう一度頭を下げると、執務室を出た


ルリは携帯を取り出し、電話をかける

「優紀ちゃん?流してほしい情報があるんだ」






「二人とも空港に来てどうするんですか?」

「うっせーな、お前も良く知ってる人だから
安心しろよ」


篠田も宮本もビシッとスーツで決めている
つくしは男装しておらずそのままだ


「あ、野上さんがいる」

そこでつくしはヤバイじゃん!!と焦る

「牧野っ!!」

その声に振り向くと、司や類、あきら、総二郎
桜子がやって来た


「皆……道明寺はともかく」

「いやー有言実行だよな!流石
司の母ちゃん」

総二郎の言葉にあきらが「見事にだよな」と笑う

「ごめん……あたしのせいで」

「自惚れないで下さい先輩。
滋さんは邸から出してもらえないと
嘆いてましたわ」

「そっか……それより皆はどうしてここに?」


「今の俺らの救世主がここに来るから」

類の言葉につくしが眉を潜めた

「来たぞ」

宮本の言葉につくしが振り向くと


「お祖父様」

そう言ってふーさんに近付く実里が居た

「櫻河風助、ふーさんの正体だ。
んで、俺らのボス」

「嘘………」

「そして俺らの職業はこれだ」

そう言って二人はスーツの内ポケットから
黒い手帳をつくしにだけ見えるように取り出す


「警察……?じゃあ亜門も?」

「そうだ。とりあえずふーさんとこ行くぞ」


つくしの後ろを二人が歩く

ふーさんは一番信頼できる人間を
つくしに付けていた。






「………副社長ってロリコン?」

「「「「…………」」」」

「吉川も幼顔だし……あなた、中学生?」

ぷっと桜子が笑いつくしが睨む

「……解った!吉川の妹だ!!やーん!可愛い!!」


「あ、あの野上さん……」

「お姉ちゃんと呼んで」

つくしの両手を握りながら言う実里

「実里、うるさい」

「あ、ごめんね、夜空」

「仕事の話をするのでしょう?」

「その事なんだけど野上さん」

あきらが実里に語りかけるように言う

「道明寺には手を引いて貰う事になるかもしれない」

「社長が動いたんですか?」

実里は何でも無いように言ってのける

「ここに西田室長がいないのも変だし
吉川の変わりに妹が来てるし……何となくは、うちの父の会社も大打撃です」

「君、かなり冷静だね」

「こういう時にトップの力が試されると
思いませんか?副社長」

実里はお前しっかりしろよっと言った目で
司を見る


「お前は案外バカじゃないらしいな」

「今度女子会しましょうね」

「上司会?お前は俺の上司じゃねえだろ」

「……もう、喋るな二人とも」

総二郎が聞くに堪えんと言って二人を止める


「一体君たち何をしたんだい?」


ふーさんは6人に優しく喋りかける

「それは「何て事ない!娘の恋路を邪魔してるのよ!!」

実里の言葉に司、ふーさん、夜空、久我山会長が
首を傾げた

「道明寺家の娘は大分前に嫁いでなかったか?」

「はて、離縁したのかい?」

「いえ、確かにそう言ったことが姉が
高校生の時にありましたが……今はロスで御義兄さんと仲良く暮らしています」

「隠し子」

夜空がぽつりと言ってつくしを見る

つくしは力一杯首を横にふった

「何言ってんの皆……あ!そうか!知らないんだ!!副社長こうなったら正体を!!」

「司は男だよ」

ずっと笑っていた類が言った

「え?」

「……まさか実里、これが女に見えたの?
あなたの目は腐ってるのかしら」

キツいなこの子と全員思う

「だって……俺が性転換したらって」

「は?それはこい「待って道明寺自分で言う」

司が自分を指差そうとしたのを止めると
つくしは実里を見た


「どういうこと?」

「あのね」

つくしが口を開いた瞬間

リムジンに備え付けられたテレビから
速報が流れた

"道明寺HD大河原グループから2度目の
婚約破棄"

"花沢物産御曹司、櫻河財閥ご令嬢と婚約"


「は?」

実里が画面に張り付く

「あのくそ親父!!!あたしは一生独身を
貫くって言ったのにっっ!!!!!!」


「……最近の令嬢ってこんな感じなの?」

つくしが桜子を見る

「一緒にしないでください」


お前の周りがおかしいんだよ

F4はそう思いながらも誰も口を開かなかった










「滋!!いい加減にしなさい!」

「パパとママはあんな姑がいるとこに
アタシが嫁いでも良いの?!」

滋の言葉に大河原夫婦は顔を見合わせる

「しかしだな、お前が結婚したいと」

「アタシの親友を脅したからだよ。
何にも悪いことしてない子を……アタシ達を使って脅したから、許せなかったの!!!!」

「滋……「もう、婚約破棄で報道を流して貰ったから!!!」


滋はそう言うと両親に背を向け部屋を出ていく

「アタシ達だって自分の為に生きる権利はあるはずだよ」


「はぁ……好きにしなさい。こうなったら
道明寺もどうなるか解らんな」


しかし、まぁ……と笑いが込み上げる

「二度も同じ相手から婚約破棄された
楓さんの顔は少し見てみたかったな」

「あなた、悪趣味ですよ」

「世代交代だよ。新たな時代が来るんだ」

「滋に任せますか?」

「まだ、荷が重いだろうと甘く見ていたが
徹底的にしごく必要がありそうだな」

「そうよ。もう大人なんですから」

「そうなると、牧野つくしさんを
滋の秘書に引っ張るかな」

「それは名案ね」

夫妻は悪戯っ子のように笑いながら
会社に行くため、車に乗り込んだ




「……一体どんな茶番なの?これは」

無表情のまま、秘書が持ってきた
タブレットに表示された映像を見る


「貴方名前は?」

「し、白川です」

「そう、帰っていいわよ」

「え」

「この程度の事も止められない人間は
必要ないわ。帰りなさい」

楓がそう言って席を立つと他の秘書が
近付いてくる

「お待ち下さい!社長!!!」

「つまみ出しなさい」

"新たな情報が入りました!
先ほど日本に到着したばかりの
久我山会長とご令嬢が美作商事本社に
入られたということです。
今回の提携についての話し合いでしょうか"



楓の眉がピクッと動く

「手を出しても無駄と言いたかったのね」






そう言うと、今度こそ楓は執務室を出ていった


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2 Comments

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2018/10/15 (Mon) 07:48 | EDIT | REPLY |   

ch(つくしんぼ)  

タイトルなし


ス*****様

西田さん二人の事隠してたのが
バレてしまいました!(´;ω;`)

一気に動き出させました
穏やかな日は長く続かない(´;ω;`)


こっからラストまで勢い良く駆け抜けれたら
良いんですが・゜・(つД`)・゜・

彼女は段々キャラ崩壊してます笑

ナイスですか!!(*≧∇≦)ノやったぁあ!



私がコメント欄に話と
続きお願いしますと勝手に残したら
心優しいくるみ様が書いてくださったんです(*´∇`*)

初めてのコラボ?(ほぼくるみ様任せですが)
だったので私も楽しかったです!!

またしてもらえたら良いなぁ(*´∇`*)

2018/10/15 (Mon) 21:05 | EDIT | REPLY |   

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